みなさん燻製は好きですか?
僕は燻製が大好きです。
なぜなら、燻製して香りのついた食べ物は、たとえ安い食材・簡単な料理でも最高の一品に大変身するからです。
それらは、ご飯のお供、お酒のおつまみに最適です!!!
燻製を作るって大変そう。。。と思っている方が多いかもしれません。
実はそんなことなく、ハードルは全然高くありません。
自宅でも簡単にできるので、ぜひ挑戦しましょう!
使用する燻製用の道具
我が家では、サーモス(THERMOS)社製の「イージースモーカー」を使用しています。
初心者でも家で簡単に燻製ができるのでオススメの製品です!
漫画:いぶり暮らし
そして僕の愛読書が、 漫画「いぶり暮らし」!
燻製グルメ漫画で、1冊につき8品程度紹介されています。
この漫画見て、興味ある料理にチャレンジするのが大好きです!
1巻 第6話 男の簡易ベーコン
漫画で説明している作り方は大体こんな感じ。
「材料」
・豚バラ肉:500グラム
「調味料」
・塩:40グラム
・砂糖:10グラム
・醤油:大さじ3
・黒胡椒:大さじ1~お好み
・ウイスキー:少々
「工程」
1. 調味料を全部混ぜ合わせてペースト状にする。
2. しっかりと肉に練りこむ。
3. その上からラップでぐるぐる巻きにする。
4. 冷蔵庫に入れて1週間放置。(1日1回ひっくり返す。)
5. 1週間後、お肉を取り出し、1時間流水で塩抜きする。
6. 給水シートで2時間乾燥する。
7. 短い燻製時間では火が通らないので先に焼いてしまう。
8. その後に30分間熱燻。
「料理」
・自家製ベーコンとほうれん草炒め (ベーコンにした味がついているし、油も出るので、ほうれん草を炒めただけ。薫香が最高の調味料。)
・味染みベーコンスープ (ベーコンと玉ねぎを刻んでお湯へ投入、コンソメを少し、最後にパセリをふって完成。薫香が最高の調味料。)
今回は上記手順をベースに自宅で簡易ベーコンを作ってみました!
実際に自宅でベーコンを作ってみた!(画像付きで説明)
まずはお肉の準備。
今回はちょうどヒレ肉が安かったので、ヒレかたまり436グラムを使用しました。
バラブロックでやっても脂身が多くておいしいかもね。
次は調味料の混ぜ合わせ。
漫画と同じ分量で、「塩:40グラム」「砂糖:10グラム」「醤油:大さじ3」「黒胡椒:大さじ1強」。
ウイスキーだけ手元になかったので、偶然あったラム酒で代用しました。(量も少々なので、ある程度度数の強い酒なら何でも代用可能だと思いました。)
漫画だと調味料を混ぜ合わせてペースト状にしてるけど、実際は全然ペーストにはならず液体状のままでした。
ペースト状じゃないので、漫画のようにお肉に塗ってから、ラップでぐるぐる巻きはちょっと難しい。
そこで今回はお肉を丸ごとジップロックに入れて、そこに混ぜ合わせた後の液体状調味料を投入!
調味料がいきわたるようにお肉をもみこんだら、冷蔵庫にイン。
調味料がお肉全体に染み渡るように、1-2日おきくらいでひっくり返す。
そしてちょうど1週間後!
それから流水で塩抜き。
漫画と同じく1時間塩抜きした時点で、肉をちょっとだけ切って焼いて食べてみたけど、まだしょっぱさがありました。
なので追加でもう1時間塩抜き、つまりトータル2時間流水で塩抜きをしました。
今度は乾燥工程。
クッキングペーパーにくるんで吸水させます。
途中何度かクッキングペーパーを取り換え、トータル2時間程度吸水しました。
漫画だとその後すぐに調理に入っていますが、水分が残っていると燻す工程でうまくいかないことが多いので、ここからさらに冷蔵庫に入れて一日放置しました。
つまり作業を始めて、8日目にしてやっとこさ燻製できる状態まで到達しました!
そしてついに火を使った工程に移ります。
漫画の通り、まずはお肉が分厚いので燻製の前に焼いてしまします。
IHクッキングヒーターを用いて170度で加熱します。
漫画には特に時間は書いてなかったので、焼き時間は適当に調整。
170度で15分程加熱したら、表面全体がいい感じの色になりました。
肉が厚いので中まで焼けているか心配だったので、この時点でかたまり肉を三分割にしました。
そしたらおいしそうなローストビーフみたいな色合いになっていました。
このさらに熱燻で加熱するので大丈夫だとは思うけど、火が通ってない蓋を食べておなかを壊すのは怖いので、あえて追加で切り口を5分ほど追加で加熱しました。
加熱後はクッキングシートで余分な脂を落としました。
ちなみに、追加加熱した切り口が写真に写ってませんが、その他の表面と同じような色合いになっています。
さて、ここからやっと燻製の工程。
冒頭で紹介したイージースモーカーの出番です。
まずはセラミック製の加熱容器にチップを投入します。
今回は火を通す意味でも、しっかりと熱燻したかったので、少し多めにチップを投入しました。(3つかみくらい)
そして網をセットし、網の上に先ほどカットした加熱済みのお肉を設置!
めっちゃおいしそう!ワクワク!気分が高鳴ります!
我が家の場合はここからイージースモーカーによる調理手順になるけど、通常の鍋でやる場合なら、後述する「保温容器に移す」ってとこ以外は流用可能だと思います。
まずは鍋を火にかけます。
最初は強火で、チップに火がともり、煙が出てくるのを待ちます。
数分で煙が出てきます。
十分に煙が出てきたと感じたら、付属の蓋をします。
これで煙の封じ込めが完了。熱燻状態です。
そのまま弱火で20分間放置します。
イージースモーカーの場合は、熱燻時間の半分は鍋を火にかけておき、もう半分は鍋を保温容器に入れておきます。
ガス消費を抑えられるところがメリットですね。
保温容器に入れて、さらに20分放置します。
つまり通常の鍋でやるなら40分間火にかけておけばいいのかな?
待ってる時間が一番楽しみな時間ですね!
そして20分後!蓋オープン!
味付け、塩抜き、吸水、乾燥、焼き、そして燻製という丸8日間の長い工程を経てついに自家製ベーコンが完成しました!
ちなみに切ってみると中はこんな感じです。
少し赤みがかって見えるけど、火は十分に通ってます。
最初にきちんと焼いたから外側がカリっとしたお店のベーコンみたい!
(バラブロックではなくヒレかたまり使ってるからベーコンてゆーよりもチャーシューみたいな気もするけど。)
実食!いろんな料理に使ってみた!
ベーコン単品
初日は、まずはベーコンをそのまま切って食べてみた。
本当に超いい塩梅の塩加減でお酒のおつまみにぴったり!
油もしっかり切れているので、胃に重すぎず、お酒のおつまみとしてちょこちょこ食べるには最高の一品でした!
ベーコンとほうれん草の炒め物
翌日は漫画でも作っていたこの料理!
ベーコンもたくさんあるので贅沢に使いました。
ベーコンにいい具合に塩気がついているので、追加の味付けをしなくても大丈夫でした! 本当にただ、ほうれん草とベーコンを炒めただけ!
これはご飯のお供として食べましたが、ご飯が進む進む!
ポテトサラダ
さらに翌日は、サツマイモが余っていたのでポテトサラダにしました。
サツマイモ3/4本ほどを皮をむいてレンチン ⇒ マッシュしたら自分が適量と思うよりも多めのマヨネーズを投入 ⇒ 黒胡椒も自分が適量と思う倍くらい投入 ⇒ ベーコンも投入 ⇒ ついでに余ってた枝豆も投入 ⇒ まぜまぜまぜまぜ。 完成!!!
写真がうまく取れなかったけど、これが一番おいしかったかも。
燻製の香りがすごくいいアクセントになります。
めちゃくちゃおいしかったです! またいずれ作りたいな。
まとめ
時間と手間がかかるけどそれに見合うおいしさを得られる料理でした。
それに作っている時間も待ってる時間もとてもワクワクして楽しいです。
燻製してから4日間くらい食べてたけど、しっかり火が通っているのでおなかを壊す心配もありませんでした。
費用も豚かたまり肉分程度で、他は調味料なので、ベーコン自体は500円以下で完成しています。
この分量をお店で買ったら結構高いでしょう。
本当に満足のいく一品でした!お酒のお供にもご飯のお供にもなります!
皆さんもぜひ試してみてはいかがでしょうか!?
Enjoy your life with smoked food!!!